さようなら淑女号
いよいよ淑女号とお別れです。8年間ほんとうにお世話になりました。
大分おばあちゃんでしたが、貴方はどの国産スポーツカーよりも美人でした。
売る事が決まった当日、ドアが開かなくなりましたね・・・
あれは抵抗だったのでしょうか？手放すItaを許してください。
次のオーナーに大事にしてもらってください。
日産の方に2度、レッカーしてもらった事もありましたね。一つは淑女号の急所でもあるパワートランジスタが壊れた時。
そしてもう一つは、Itaが駐車場でスピードメーターを取り付けようとしてコンピューターをショートさせてしまった時。
あれはほんとにItaの不注意で余計な出費でした・・・。
他にも、冷却水のホースが破けたりクラッチ一式を交換したり。困ったのはパワーウィンドウが下がったまま動かなくなってしまった時。
今、思えばもう1台買えたんじゃないかと思うくらい貴方にお金をつぎ込みました。
こんなこともありましたね。Ita子と付き合い始めた頃、ガソリンスタンドで店員がキー閉じ込みをしてしまい
デートの時間に大幅に遅刻してしまった事。某映画館に行った時、ライトをつけっぱなしでバッテリが上がってしまって
ロードサービスのお世話になったこと。道を間違えて、ナビの言う通りに走ってたらUターン禁止のところを
Uターンしてしまってタイミング悪く、通りかかったパトカーに捕まってしまったこと。
群馬の帰りに大雪になり、怖くて泣きながら運転して帰ったこと
（ほんとにあの時は、どこにも刺さらなくてよかったね）。
同じく、群馬の帰りにねずみ取りに捕まって、赤切符を頂戴してしまったこと・・・
あれ以来、Itaはすっかりおとなしくなりました（笑）
夜には妖しく光るイルミネーション。かなり視線を感じました。
そういえば群馬に行った時、中年の夫婦に車で追っかけられた事もありましたね。
Ita子のアパートまでついて来て、Itaはきっとあの人達は私服警官でItaはきっとなにかしでかしたんだ・・・
Itaは逮捕されるんだとドキドキしましたが、車から降りてきた女性は
「それ、フェアレディZって言うんですよね？見せてもらっていいですか？」
Itaは、しばらく放心状態でした。その女性の話によると、旦那様が最近
日産を定年退職されたそうで、フェアレディZを作っていたそうです。
自分もいつか、フェアレディZに乗れたらなあと思いをよせていたそうで
丁度そこにItaの淑女号を見たので追っかけてしまったとの事。
Itaも「捕まらなくて」ホッとしたと同時にうれしくなり、旦那様に運転してもいいですよと言いましたが、
本人は車の中からじっと見つめてるだけでした（＾＾；
お礼にずっとｍｙホームページに残しておきます。
ありがとう
