カシオペアに乗ろう!



きっかけはサザエさん?

数年前、たまたま見ていたサザエさんで、
波平とフネが寝台列車にのって北海道へ行くという話を見ました。

当時、寝台列車といったらブルートレインくらいしか知らなかったItaには、
シルバーの車両で、波平とフネが乗る最後尾の豪華な部屋は、強烈な印象でした。

いつかは乗ってみたいなと思いましたが、その程度ですっかり忘れてました。

数年後、雑誌(一個人だったかな?)で再びカシオペアを見て、
「あの最後尾の部屋に乗ってみたい!」という思いは強くなり、
嫁と交渉の末、「1年間嫁の言うことを聞く!」という悪魔の契約で
カシオペアで北海道旅行が計画されたのでした。



寝台列車カシオペアとは

意外や意外。職場の同僚に話したら、誰も知らなかった^_^;

カシオペアとは東京(上野)と北海道(札幌)を結ぶ寝台特急で、全車両が
オール2階建てで、全室が個室になってる豪華寝台列車です。

もっと知ってみたい方、カシオペアのホームページはこちら

http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/

ちなみにカシオペアは一編成しかなく、1日おきに東京―北海道間を17時間かけて走ります。(木曜は運休日)
なので人気が高く、中でも一編成に一部屋しかない展望スイートは、1ヶ月前の切符発売日10時ジャストに
売り切れる、ほしくても買えない(日本一取るのが難しいと言われてる)超プラチナ切符なのです。

料金もそれなりで、片道のスイート、乗車料金、2人分合わせると、飛行機(旅割り)で
余裕で東京―北海道を1往復できてしまいます。JALのファーストクラスも乗れちゃいます。
終いにゃ、嫁は「だったらファーストクラスで行こうよ」という始末・・・説得するのが大変でした^_^; 

切符争奪戦への準備


行動を始めたのは約4ヶ月前ころから。Itaが狙っているのはもちろん展望スイート。調べていくとその人気ぶり、
希少性はものすごく、1ヶ月前の発売日午前10時にその一つだけの部屋をねらって
全国のみどりの窓口と旅行代理店からヨーイドン!で発券してくるのです。

もちろん、取れる切符はその中から1枚だけ・・・。どんなに朝早く並んでも、買えるとは限らないのです。
それを考えるとホテルミラコスタのテラスの方が予約取るのが簡単かも。。
そんなプラチナチケットだけに、普通にJTBなどに「カシオペアの展望スイートほしい」と相談するのも気が引けるので
ここぞとばかりに(笑)1度も利用したことの無い自分の会社系列の旅行代理店にメールで相談してみました。

案の定、返事は「展望スイートはおろかスイートでも取るのは無理に近い」とのこと。
無難に、カシオペアツインのツアーを勧められましたが、展望スイートありきの旅行なので、と
無理を承知で展望スイートの事前受付を申し込みました。

それだけでは心細いので、発売日当日の事前受付してくれる駅をリサーチしていくつか見つけ
さらに当日はIta子にも手伝ってもらってみどりの窓口に並ぶ作戦です。

なかなか上手くいかない

切符発売日まではカシオペアのことばかり考えてました。チャゲ&飛鳥の有名なあの歌のフレーズ

〜かならず手に入れたいものは誰にも知られたくない♪

が、ずっと頭の中で流れてました(笑)
 しかし、こんな時に限ってテレビ番組ぴったんこカンカンでカシオペアが登場。
これでまた人気が出て展望スイートの倍率が上がるのではと不安でした^_^;

さらに、発売日の2週間前に職場で、予想もしてなかった人事異動があり、
予定日を変更せざるを得ない事態になってしまったのです。
予定日をずらしたら、切符の発売日は土曜日。
Itaは当日夜勤明けで朝早く駅には並べないし、なんと事前受付してた旅行代理店は定休日で戦線離脱。
嫁に、がんばってもらうしかないのでした・・・

いよいよ発売日当日

1週間前に首都圏の旅行代理店を渡り歩き、2日間でなんとか展望スイートの事前受付を7件依頼できました。

嫁もItaの熱意(?)を感じてくれたのか、夜が明ける前から動いてくれて、あらかじめリサーチしておいた
4駅のみどりの窓口で、事前受付の申し込みと最後のひと駅で10時まで並んで待っていてくれました。

夜勤も終え、Itaも違う駅に向かう途中、嫁から重大なメールが。どの駅でも1番目に受け付けしてもらえたが、
1箇所だけ2番目でした。しかも1番目の人は同じカシオペアの展望スイートを狙ってるらしいとのこと。
意外と近くにライバル現る、です。何件も事前受付をしても、取れる展望スイートは一部屋のみ。
ひょっとしたらダメかもしれない。

旅行代理店とも宿泊先の話を進めていて、今更「切符取れませんでした。なので旅行はボツ。」は
避けたかったので急遽作戦を変更。当日、Itaは展望スイートではなく、同じく取るのが難しいけど
取れる確率がいくらかは高い「メゾネットスイート」を第一希望にしました。
メゾネットスイートは、料金も展望スイートと同額でカシオペア1編成に6部屋あります。


10時打ち

「10時打ち」という言葉もあるほどで、
カシオペアだけでなくJRの人気列車の切符は1ヶ月前の午前10時ピッタリに発売されます。
数分前からみどりの窓口はスピーカーから、時報が流れるようになります。
一部の発券機(専門用語で「マルス」と言うらしい)は10時打ち用に一時封鎖され
10時打ち専門の駅員さんはそれに集中し、ピッピッピッポーンでキーを叩くという神聖な(?)行事が
毎日行われているのです。

Itaは20分前にみどりの窓口へ到着。窓口の横で待たせてもらいました。

数分前で呼ばれました。いよいよです。当日の駅員さんは若い女性で、その横で同じく先輩と思われる
女性駅員さんが10時打ちについて教えているようです。初めてなのでしょう。 スピーカーから時報は聞こえませんが、
駅員さんは電話の受話器を耳に当てたままじっとしています。どうやら時報が流れてると思われます。

結果は・・・・・・

駅員さんは確認するように同じキーをもう一度叩きました。 

駄目だったようです。
6部屋あるメゾネットスイートでも駄目でした。愕然としました。
それだけ人気が高いのです。カシオペアを甘く見てました_| ̄|〇

諦めて駅員さんに会釈して帰ろうとした時、もう一人の女性駅員さんが「もう一つの発券機で作業してるので
少し待って下さい」とItaを引き止めました。暫くすると駅員さんは切符をもってやってくるじゃないですか!
 

   ついにカシオペアの切符を手に入れました!部屋番号は・・・・


 1号車2番。。 それは展望スイートのすぐ隣の部屋を意味します。 う・・うーーんなんか複雑な心境・・・
でも、まだ分かりません。 あとは嫁と、事前受付の結果待ちになります。



一方、嫁の方は・・・

都内の大きなターミナル駅で10時打ちの列の先頭に並んでたそうです。

30分くらい前から、後ろにこの道のベテランそうな女性が並んできたとの事。
話を伺うと、知人の代理で、よく買いに訪れるのだそう。

カシオペアの展望スイートは本当に取るのが難しい事や下りよりも上りのほうが
取れやすいとか色々とアドバイスをしていただいたそうな。(その節はありがとうございました。)

その方は、暦の都合で同じ日に発売されるカシオペアの上り(札幌から上野行き)の展望スイートを
買いに来たそうです。結果、嫁はダメでしたが、後ろの女性はなんと展望スイートをゲットしてたそうです。

その後、嫁と合流して他の結果を待ちましたがすべてダメ。 ですが、何十ヶ所も駅や旅行代理店を歩いてまわった
苦労を考えると、この際、展望スイートは諦めようと思います。こんな苦労は最初で最後だと思うので、とても良い経験になりました。




カシオペアで行った北海道旅はこちら

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